DAYS
第5章 Because I love You S×N
松潤もそろそろ出来上がってきてるころ、
「相葉ちゃんと、どう?」
智くんが話を振ってる。
「いきなりだね。んー。結婚した。」
「へ!?」
俺と智くんの声が重なって、
かなり大きな声になった。
「プロポーズしたんだ。
ちゃんとけじめつけたくって。
もちろん、形では出来ないんだけど、
気持ちは決まってるから。」
そう言い切って、ワインを飲んでる松潤は
かっこよかった。
「じゃあ、皆でお祝いしなきゃね!」
「ほんとだ!」
「え、いいの?」
「いいも何も…。俺たちが祝いたいんだ。
祝わせてよ。」
「そーだね。相葉くんには内緒で、
何かしようよ。」
俺の案に、二人とも頷いてくれた。
…俺も、ちゃんと考えなきゃダメかな?
コーラを飲みながら、
じっくり考えてみるんだけど。
…コーラじゃ雰囲気でないよ…。
そんな馬鹿なことをしてる間にも、
どんどん話は膨らんで、
時間も過ぎていって。
その時、俺の携帯に一通のメール。
相葉くんからだ。
『俺の家でニノが酔いつぶれちゃって、
大変なんだ。
迎えにきてもらえないかな?』
和、そんなに飲んでるの?
普段、理性飛ぶまで絶対に飲まないのに。
「ごめん。俺、帰るわ。」
「へ?どうしたの?」
「相葉くんの家で、ニノが酔いつぶれ
ちゃってるみたいで、相葉くんから
ヘルプのメールが…。」
「え?何で翔さんとこにメール
いくの?俺じゃなくて?」
「あ、えーっと。色々話すから、
潤も来る?」
「行く。」
「俺は、眠いし限界だから帰るねぇ。」
智くんがとろんとした目を擦りながら
答えてる。
「大丈夫?ちゃんと帰れる?」
「だーじょーぶ、だーじょーぶ。」
かなり不安なんだけど。
でも、その後も何を言っても
だーじょーぶ。の一点張りだったから、
とりあえずタクシーに押し込んで
見送った。
「さて。俺らも行きますか。
車、こっちまでまわすよ。」
「あ、ありがとう。」
店の近くの駐車場まで走って、
松潤が待ってる入口まで急ぐ。
「じゃ、行くよ?」
「お願いします。
で、ニノとは?」