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DAYS

第33章 交接 -deep night- ANOS×M




O side



相葉ちゃんとニノが抱きついてるのを
見て、俺も飛び込んだ。


「ずるい!俺も!」
「ふふ、大野さん何だよ、ずるいって。」


泣き笑いしてる潤が綺麗で、可愛くて、
思わず頬にキスをした。


「あ…。」
「あ、こら、何やってんの、大野さん。」
「ご、ごめん…。」


また嫌な思いをさせてしまうのかと
思って、慌てて謝る。

潤はまた下を向いてしまった。


「あの、ほんとにごめん!
わざとじゃなくて、いや、
わざとなんだけど!」
「何言ってんの、大ちゃん。」


相葉ちゃんの呆れた声が聞こえてくるけど、
俺は必死なんだってば!

これ以上、どうやって謝ろうかと
考えていたら、


「…ふふ。」


腕の中から笑い声が聞こえてきた。


「大野さん、必死すぎる…。」


笑ってたのは潤だった。

どこか少年のような面影を残した
眩しい笑顔に、心臓が跳ねた。


「そんなに謝らないでよ。


…もう1回、してくれたら許す。」


消えそうな声でそんなことを言う。

耳まで真っ赤にして。
柄にもなく、ぼそぼそ言うもんだから
堪らない。


すぐに両頬を両手で包んで、
キスをしようとしたら、


「んんぅっ。」


翔くんがキスしてた。

潤もさすがに驚いたみたいで、
目も閉じずにキスを受けてる。


「…っはぁ。

え、翔くん?」
「俺もキスする。」
「え、ちょ、ニノ、ふぅっ。」


代わる代わる目の前でキスされてる潤を、
目を丸くして見てる俺と相葉ちゃん。


ニノと唇が離れたあとの潤の顔は
さっきとは打って変わって色っぽくて…。


もう我慢出来なかった。

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