テキストサイズ

DAYS

第33章 交接 -deep night- ANOS×M





S side


ニノにキスされる潤は、
悔しいけど艶めかしくて。

漏れる吐息に煽れる。


謝った直後だし、潤から告白の
返事なんて返ってきてないし、
こんな時に欲情するなんて…って思うけど。


でも、節操ないけど
くるんだよ、潤の恍惚とした表情が。


智くんと目配せをして、
2人で潤の元へと近づいていく。

相葉くんは、まだ状況を呑み込めて
いないのか、座り込んだまま。


だけど、どこか嬉しそうな顔で
潤の方を見ていた。

…本当に好きなんだな、相葉くんも。


「相葉くん。」

声をかけると、ふと我に帰ったのか
弾かれたように俺を見る。


「相葉くんもこっち、おいでよ。」
「…うん。」


差し出した手を掴んだ相葉くんを
連れて、いつの間にかラグの上に
押し倒されてる潤のところへ向かった。


大野さんの手は、スルスルと
Tシャツの裾から侵入していて、
ニノはまだキスを続けていた。


「ぁ、あっ、んんっ。」


一際甘い声が、媚薬のように
体中を駆け巡る刺激となる。

俺も潤を気持ちよくさせたくて、
少し形を持ち始めたソコを指でなぞった。


「あっ、しょ、くんっ。」


突然の下半身への刺激に、思わず
唇を離したらしい潤が俺に向かって言う。

ニノはキスを邪魔されて、
少し不機嫌そうな顔をしていた。



「潤、いいの…?

もう止まんないよ?」


もう止められるはずなんてないのに、
潤に問う。



もう同じことは繰り返したくない。


潤の口からはっきり、

「いいよ」「抱いて」

そんな言葉が聞こえるまでは、
我慢しなくちゃって、そう思ってたら、

また潤が泣き始めた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ