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DAYS

第33章 交接 -deep night- ANOS×M





N side


潤くんがとろとろになるまで、
みんなそれぞれ愛撫した。

つい必死になるのは必然だと思う。


『みんなのもの』って分かってはいても、
抜け駆けをしたくなる自分がいる。


俺の手で、俺の舌で気持ちよくなって、
俺の耳元で可愛いその声を聞かせてほしい。

恥じらう姿も、照れる姿も、
快感に呑み込まれてく姿も、
俺だけに見せて欲しい。


独占欲との葛藤は意外に楽しいもので、
余計に俺たちを熱くしている気がする。


「あ、あ、んんっ。」


後ろは大野さんに指で解かされて、
相葉さんにはキスをされて、
両方の乳首は俺と翔さんに可愛がられてる。

絶えることのない甘い声に、
背筋がぞくっとするような感覚が走る。


「潤、気持ちいいねぇ…。

もう後ろ、とろとろになってるよ。」
「やぁ…っ。」
「さ、準備出来たけどさ…。」


大野さんがゆっくりと指を抜くと、
くちゅんと水音を立てた潤の蕾。

誘い込むように、パクパクと動いている。


「誰から…その、挿れる?」


翔さんが真面目な顔で言う。

その問題のことをすっかり忘れてた。

車の中でそういう話になってたことすら、
もう忘れていた。


「ね、もぅ、欲しいよ…。」


オアズケされていると思ったのか、
潤は甘い声で誘惑してくる。

必死に腕を伸ばして。

誰かを抱きしめようと必死で。


その姿に、真っ先に飛びついたのは
相葉さんだった。


「挿れるよ…。
初めてだから分かんないけど。」
「ぅあ、あっ、あぁ…。
大丈夫だ、よ…。」


大丈夫だよって笑う潤くんの顔は、
きっと今までで1番優しかった。


だから、か。

こんなに嫉妬しているのは。

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