
DAYS
第34章 Lives M×O
朝ごはんを作るのは、
大抵は潤がしてくれる。
しかも、エプロン付き。
俺も自炊をしてたこともあったから、
出来ない訳ではないんだけど、
でもやっぱり潤の方がうまいし。
料理の腕も、味も両方。
それにね、俺がキッチンに入って
手伝おうとすると、
「あー、いいからいいから。
智はあっちでゆっくり…じゃない、
顔でも洗ってきて。」
って、すぐに追い出されてしまう。
…潤は知らないかもしれないけど、
これって結構寂しいもので。
くるんだよなぁ、気持ち的にさ。
今日こそは言おうと思ってたけど、
今日は時間がギリギリだから
そんなことを言っている場合ではない。
「シャワー浴びていいかな?間に合う?」
「軽く流すだけなら十分。」
「じゃあ行ってくるね。」
朝は熱めのお湯を浴びるのがこだわり。
だけど夜は温めって決めてるから、
水が出てきた直後は温度に驚く。
お湯の熱さですっかり目が覚める。
と同じタイミングでふと頭にちらつくのは、
潤のエプロン姿。
キッチンに立つ潤の姿。
それを見ただけで、ムクムクっと
起き上がってくる俺の息子。
体だけじゃなくてソコも正直で、
目が覚めると必ずそっちも起きてくる。
朝だし、生理現象だから仕方ないって
言ってしまえばそうだけど…。
溜まってるんだよな、ココ最近。
…というか、3ヶ月ほど。
俺たちは、一度も体を交わらせた
ことがない。
ましてや、キスもまだなんだから。
