
DAYS
第6章 三回目の愛図 M×O
O side
目が覚めると、腕の中。
すっぽりと温かいものに包まれて
寝てた俺。
潤の寝息が、俺の首筋あたりをずっと
擽ってて。
「俺、寝ちゃってたんだ。」
潤と一緒に寝室に来て、
潤のことを引き止めて、
ベッドに一緒に倒れ込んで、
…好きって言った。
記憶、バッチリあるじゃん。
少し見上げれば、好きな人の顔。
「綺麗な顔してるなぁ。」
顔立ちがはっきりしてて、整ってて、
好きだって気づいた今、
この距離でいるのは…。
意識した途端、ダメで。
朝っていうのと、この状況ってこともあって、
むくむくと起き上がってくる息子。
目の前にいる潤が、欲しくて欲しくて
堪らなくなって。
「潤。」
気持ちよさそうに寝ている潤の頬に
そっとキスを落として、唇を重ねる。
「潤、ごめんね。」
疼く体を持て余して、潤が欲しくなって。
布団の中に潜り込んで、潤の
スウェットを下にそっと下げて、
萎えてる潤のモノを取り出す。
何の躊躇いもなく、口の中に運べて
しまう自分に笑ってしまう。
俺、潤が好きなんだなぁ。って。
「んふっ。ん。」
口の中で質量を増してくる潤のモノ。
喉の奥まで咥えて、吸い上げると
「…っあ。…は?」
さすがに起きちゃったか。
咥えていた潤のモノを口から離して、
「おはよ。」
「え、あ。あ、うん。」
まだ寝ぼけて覚醒しきっていないのか、
潤の口調は幼くて。
寝癖がついてる潤が、可愛くて。
きゅんってした。
「ふふ。」
「え、これ、夢?」
寝ぼけてる潤が、俺を布団の中から
引っ張り出すと、深いキスをくれた。
「んんぅ。じゅ…んっ。」
唇を離せば、熱に魘された潤の瞳と
ぶつかる。
「潤。」
名前を呼べば、そっと抱きしめてくれる。
しばらくそうしていたら、
「智さん。」
潤のかしこまった声。
その固い声に、思わず体がびくってする。
すっかり目が覚めた潤に
愛想、つかされちゃったかな。
怖くて、潤の口から出る次の言葉を
聞きたくなくて、
「そろそろ起きよっか。」
潤の腕から抜け出して、ベッドを
出ようとするけど
「智。」
