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DAYS

第35章 ホント S×O




散々迷って松潤にメールしてみたら、

「用意出来てるから大丈夫だよ。」

と男前なメールをもらったので
遠慮なく…と、また車を松潤のマンションへと
車を発進させる。

「申し訳ないなー。」

なんて言いつつ車を運転するけど、
智くんは何の反応もなし。

真っ赤な顔を見られたくないのか、
俯いたまま。


2つの大きなコンビニの袋に
たっぷりのお酒を提げて向かう。


「いらっしゃーい。」
「ごめんな、早めに着いちゃってさ。」
「全然。でも珍しいね、翔くんの
シミュレーションが外れるなんて。

大野さんも、突っつってないで
中に入って。」
「あ、うん…。

何か…すげー部屋だな。
芸能人って感じ。」


何言ってんのと松潤と笑いながら、
リビングの方へと通される。

そのリビングの真ん中のラグの上で、
ちょこんと座ってるニノの姿。


「ニノ。」
「あ、翔さん。大野さん。」


笑顔で迎えてくれたけど…。
何だか違和感を感じる。

何か…顔赤くなってない?
心なしか呼吸も上がってる気がする。


「ニノ、体調悪い?」
「ふぁ?いや、大丈夫…。」
「翔さーん。そのお酒持ってきてー。」
「あ、今行く。」


松潤に呼ばれてキッチンへ急ぐ。

チラッとニノを見るけど、
でもやっぱり具合が悪そうだし。

これはちゃんと聞かないとな、松潤に。

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