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「…へ？」


媚薬って…あの媚薬？

頭に浮かぶたくさんのはてなマーク。

そしてやっと言葉を理解すれば、
声も大きくなる。


「ええええ！？」
「わ、ちょっと翔さんうるさい！」


静かにしてよ！って、結構マジな
トーンのヤツで怒られて、慌てて口を塞ぐ。


「何でまた…。」
「だって、その方がリーダーが
燃えるかな？って思って。」


ケロッとした顔でそんなことを言うんだから、
また怖いんだと思う。


松潤との約束。


智くんが見られる、とか秘密とか
そういうシチュエーションに弱いのは
分かったから、ダメ元で軽く説明して

「松潤の家で…その…。」

俺が言い淀んでいたら、

「ゲストルーム、貸してあげよっか？
お泊り会でもする？」


なんて、俺よりも何倍も悪い顔で
そんなことを言った。


言い出した俺も相当だけどさ…。

乗った松潤も相当だよな。

それを松潤に言ってやれば、

「だって和もそういうのに
燃えると思うからさ。」なんて
これまたサラッと爆弾発言。


そして、スケジュールの調整とか
色々準備をして今に至る。


「媚薬…かぁ。」
「まぁ和には言ってないからね。
媚薬飲ませてること。」

これからどんな反応するのか、
楽しみだなぁ…って笑ってる。


何か分からないけど、

松潤は飛びっきりのＳで変態だと思った。