
DAYS
第35章 ホント S×O
「んっ、ちょっ、待ってニノー…っ。」
「ふぁ、んんぅ…っ。」
2人が熱いキスを交わしてる。
それを見てる俺と松潤。
悪趣味なのは十分承知の上。
本当なら出ていって、俺のだぞって言って
飛びっきりのキスをしたい。
でも止められない。
体の中から熱くなる。
「はぁ…っ。ちょっとニノ!」
「ふふ、大野さんのキス、気持ちいい…。」
ぽわっとした顔のニノが
智くんの腕を引っ張ってじっと見る。
…やばい、色っぽいな。
困った顔をしてる智くんも、
そんな顔をして誘うニノも。
隣の松潤も、
「おいおい…。」って焦った声を出す。
自分で止めたくせに、
ヤキモチ焼いてるんなよ…。
「ね、大野さん。喉乾いた…。」
「え?あ、ああ…、何か無いかな、
あ、ここに水あるよ?」
「それちょうだい?」
コップに半分ほど残った水。
それを智くんがニノに渡すと、
ニノは口に含んだ。
かと思えば、
「んんんぅ!?」
智くんの口に流し込んでるらしい。
智くんの首筋には、すーっと
水の筋が出来ている。
「あーあー…。大野さん、飲んじゃった。」
キスされて可愛く声を漏らす
智くんに見蕩れていたら、隣から
松潤の声。
「え?」
「あれね、媚薬が入ってるの。」
