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DAYS

第35章 ホント S×O




「え!あれに入ってたの!?」
「そー。

しかも遅効性。」
「ち、ちこう…」
「そ。あれはねぇ…辛いらしいよ?

じわじわ来るし、完全に抜けるまで
結構時間が掛かるらしいし。」


俺は遅効性飲ませる方がいいなぁ、って
笑っていってるけどさ!

それ、もう使ったことありますよーって
カミングアウトしてんじゃん。


「大野さん、飲んだことないんでしょ?」
「うん。ない。」
「戸惑うと思うよ、きっと。」


そろそろ行こっかって、少し冷めてしまった
料理を手に持って、何食わぬ顔で
リビングへと入ってく。

何でそんなにスタスタ行けるの…。


若干、さっきのを見て
大きくなってしまった息子。

まだ完全ではないものの、
少しテントを張った状態になってる。


「しょーくーん、どこー?」


リビングから智くんの声がしたから、

「あ、今行く!」

収まれ、収まれと心で唱えながら
智くんたちのほうへと向かった。


リビングでは、松潤がニノの隣を
陣取っている。


「ねぇ、さっきキスしてたでしょ?」
「や、ごめんなさい…っ。
だって、体が熱いよぉっ。」
「ダーメ。もう今日はオアズケね。」


おいおい。何て会話をしてるんだ。

智くんには聞こえてないかと思って
ぱっとそっちを見れば、

顔を真っ赤にしてる。


…外でそんな顔して…。


「智くんも、お仕置き、かなぁ。」


小さな呟きは誰にも聞こえない。

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