
DAYS
第35章 ホント S×O
「も、ほんとにやだ…。」
「やだ、ねぇ。」
そんなことをいう割には、
気持ちよさそうに腰を揺らす。
肩甲骨が隆起するのをじっと見つめて、
智くんを上から見下ろす。
気持ちいいクセに…。
何だか悔しくて、
また蕾に手をつけると、
そのままぐいっと中へ押し込んだ。
「ひっ、ああっ!」
「あ、またイったの?」
もう何度もイけないで達してる智くんは
辛いはずなのに、それでも止めてという。
あまりに何度も言うから、
玩具を引き抜くと、一気に智くんの体から
力が抜けていく。
「はぁー、あっ、はぁっ。」
智くんの顔を覗き込めば、
きゅっと唇を噛んだまま。
苦しそうな顔をしてる。
「…ごめんね。」
「ふざけんなよ、本当に…。」
あ…。
これ、本当に怒ってる時の口調だ。
イけてない智くんの体は、
ずっと小さく痙攣し続けてる。
俺が抱きしめようとすれば、
手をパッと冷たく払われる。
キッと睨む目は、本気だった。
「どういうつもりなのか分かんない。」
スッカリ媚薬も抜け切って、
理性の方が強くなってきているらしい。
「ごめん。」
「嫌だ。」
そんな真面目な話をしてた時に、
隣から聞こえてくる…ニノの甘い声。
