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DAYS

第35章 ホント S×O





かなり大きな声だったのか、
それとも俺たちのいる空間が
静かだったからか、はっきりと聞こえた。

しかも、ニャアって…。


その声を聞いた瞬間、

ピクンと揺れた智くんの体。

俺はそれを見逃さなかった。
…また、疼いてきてる?


「ねぇ、智くー…」
「触んないで。話しかけないで。」


傷つく言葉を連発されたけど、
それでも俺はめげない。

智くんに払われる手をうまくかわして、
すっと首筋から背中にかけて撫でると、

また智くんはイった。


「も、外して…。」
「嫌だ。つけたままにして?」
「ほんとに…何で?」


うるうるした瞳を向けられて、
また堪らなくなる。

体の奥から熱が沸いてくる。


まだベッドに伏せたままの智くんの
腰だけを高く持ち上げた。

それだけで次が察知できたらい智くんは
抵抗をする。

それでも俺は先端を押し付けて、
そのままグイッと腰を押し付けた。


また智くんから声が上がる。

甘く綺麗な声が連なって出てくる。
耳に心地よい響きをもたらす。


「もっと。もっと鳴いて…?」
「ほんっとに…やだっ!」


強い抵抗を見せ続ける智くんのことも
気にはなるけど、欲望には勝てない。

新しい自分を見つけたから?

新しい智くんの一面を見い出せたから?

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