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DAYS

第35章 ホント S×O






また、隣からは情事の声が聞こえる。

松潤がニノを煽る声も。
ニノの悲鳴のような喘ぎ声も。

きっと俺たちの声も届いてると思う。
まぁそれが目的でもあったから。


隣の声が聞こえる度に、中が締まる。

それにまた嫉妬して、必然的に
中を突くスピードが上がる。


「ニノの声、可愛いね。」
「やめて…。
俺だけ見てよ…。」


そんな言葉も、いつもの俺なら
ぎゅーっと抱きしめるほど嬉しい言葉。

でも今、俺を支配しているのは
快楽と智くんを煽ることだけ。

Mだと思った智くんを、いかに
乱れさせるか、って、それだけ。


「ね、お願い、ちょっと待って…うあっ!」
「やだ。」
「待ってって!」


あまりに強い口調で言うもんだから、
渋々動きを止めて、背中を見つめる。

すると、智くんは

「翔くんの、顔見てしたいから…。」


そんな可愛いことを言う。

さっきまでの艶やかな声とは違って、
甘えた声で言われるもんだから
堪らなくなって、

「俺の方、見て欲しい。」

すると、くるっと半回転した智くんが
俺を見上げる。


腕を俺に向かって伸ばす仕草が
可愛らしくて、そっと抱きしめる。

智くんの腕が、首へと回った。


かと思えば、ぐいっと体を引き寄せられて、
反転させられて、

気が付けば、俺が下になっている。

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