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DAYS

第38章 SUPER×2 LOVE SONG A×S





ご飯も食べて、お風呂もすませて
ゆっくりしているところ。

ラグの上に座って足を伸ばす間に
すっぽりと収まる翔ちゃんを、後ろから
ぎゅっと抱きしめている。


時計は11時を指している。

俺の誕生日もあと1時間で終わり。


「あ、ねぇそういえばさ。
クリスマスプレゼント、何貰ったの?」
「ああ、まだ見てない。」

ちょっと待ってて、と廊下の方へ
取りに行ってる。


帰ってきた翔ちゃんの顔は真っ赤だった。


「あれ?袋は?」
「あ、いや、その…。」


途端に口ごもるし、顔は真っ赤なもんだから
ますます分からない。


「俺、取ってくるよ?」
「いや、ダメ!」
「ダメって…。貰ったのにそれは
ダメでしょ、翔ちゃん。」
「でも…。」


また黙ってしまった翔ちゃんを
残して、袋を持ってまた戻ってきた。


中身をそぉっと覗いてみれば、

「え。」


中から出てきたのは、
ミニスカサンタの衣装とローション。

それに所謂大人の玩具たち。


俺の反応にまた照れる翔ちゃん。

これなら、
さっきの翔ちゃんの反応にも納得だ。


何てもんをプレゼントしてくれてんだ。

何か勘違いしてんのかな。
俺たちはまだ、1度も結ばれてはいないのに。


プレゼントの中に紛れて、
1枚の手紙らしきものが入っていた。

開いてみれば、大ちゃんの文字。


『Happy Birthday & MerryX'mas

初めての夜にぴったりなこの日に
使ってね。


リーダーサンタ
にのちゃんサンタ
松潤サンタ より』

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