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DAYS

第40章 ホント ノ ホント M×N




今日の番組のゲストの
和を見る目は、確実に欲情を含んでいた。

舐めるような、イヤラシイ目だった。


そんなゲストの目線に気が付いたのか、
サラリと交わしてる和。

その辺はやっぱりプロだと感心する。


嫉妬する。

ヒヤヒヤとした緊張感が
俺の肌を刺す。

あぁ…。俺はどうしようもないヤツだ。



収録は終わって、各々楽屋へと戻っていく。

楽屋に戻ったら和と相葉さん以外の
2人は戻って来てた。


リーダーと翔さんは、

「今日は寒いから、鍋にしよっか。」

なんて微笑ましい会話が聞こえてくる。


「ねぇ、ニノと相葉くんは?」
「まだ戻って来てないねぇ…。」
「そういえば、ニノはあのゲストさんと
一緒に居たよ?相葉くんは分かんないな。」
「え?」


あのゲストと?2人で?

何だか嫌な予感がしてる。


「どっちの方に行った!?」
「あっちの会議室の方だったよ。」
「ありがと。」


背中で返事を聞きながら、
すぐに廊下へと駆け出した。


翔くんが和を見たっていうのは、
奥のあまり使われない会議室。

背中に嫌な汗を掻いてる。

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