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僕達の日常

第5章 ~無期停学の逆恨みと動き出す不穏~

俺がついていながら、お前を危険にさらして…。

「黒井のお母さん、僕は学校の方がありますので、申し訳ないんですがそろそろ…。」

「いえ、こちらこそ学校でのお仕事が残ってるのに、わざわざすみませんでした」

お互いに、お辞儀をする秋葉のお母さんと安室先生。

「それじゃあ、僕はこれにて
青島も、そんなに思い詰めるなよ
黒井なら大丈夫だから」

「安室先生…。」

「黒井にとって青島は1番の親友だ
お前が、しっかりしないとどうするんだ」

そうだ、秋葉にとって俺は1番の親友だ。

俺が、しっかりしないと。

「安室先生、ありがとうございます
俺、大丈夫です」

「そっか、なら良かった」

そう言って、安室先生は病室を出て行った。

「夏樹君、以前にも似たようなことがあったのよ」

「以前にも?」

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