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僕達の日常

第5章 ~無期停学の逆恨みと動き出す不穏~

「すまん、秋葉
私が屋上で、アイツらの息の根を止めてれば…。」

「∑いや、息の根を止めたら駄目だよ!」

悔しい表情を浮かべる冬美さんに、僕は思わず突っ込んだ。

「あと、春香さん
明後日の同人誌即売会なんだけど、ちょっと行けそうにないんだ…。」

「えっ、そうなの?」

僕は、看護師から明日明後日は家で安静してなさいって、言われたことを春香さんに説明した。

「そうなんだ、残念だね…。」

少し落ち込む春香さん。

「秋葉、本当にゴメンなー(汗)」

そんな僕達の雰囲気を見て、夏樹君は僕にまた謝る。

「だから、謝らなくて良いよ♪
春香さん、もし良かったら同人誌即売会のことでお願いがあるんだ」

「お願い?」

「うん
お金払うから、僕がチェックしたらサークルの地図渡すから、買って郵便で僕の家まで送ってほしいんだけど…。」

何としてでも、絶対に手に入れたいサークルの新刊があるからな。

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