
Tell the Tale
第1章 red × orange
丸は右腕を俺の腰に回し、もたれかかってくる。
橙「渋やん、俺、酔っ払って変な気持ちなってきてもた〜」
そう言いながら左手で俺の太ももを撫でる。
他のメンバーはこちらに目を向けることもなく、ぎゃーぎゃー騒いでいる。
赤「ちょ、何しとんねんッ、退けろ、」
手を払おうとするが、うまく力が入らない。
橙「ふふ、力入ってへんで?」
にやっと笑ったかと思うと、全身に快感が走った。
赤「ひゃあッ…!! ちょお、どこ握ッ…!!
橙「しーっ、声出したらばれるで?」
クスッと笑い、俺の股間を撫で回してくる。
酔っ払っていた筈なのに、いつの間にか真っ直ぐ俺を見つめ、その目はこの状況を楽しんでいた。
赤「やッ……はぁッ…んんぅ…ッ!!」
橙「ズボンの上から触ってんのに、感じ過ぎちゃう?顔真っ赤やで?」
赤「丸ッ…我慢できひん…ッ…」
俺は尿意とメンバーに見られているかもしれないという羞恥心が相まって、興奮を抑えられなくなっていた。
