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Decalogue

第2章 義兄妹の淫らな関係

「ああ、こんなに俺の指を締め付けて」
「だめ…そんなにしたら…あ…んっ」
優花は自分の指を咥えて甘い声を耐えるが、真聖の指先は止まらない。
「はぁ…んっ…だめ…そんなにした…ら…声が…漏れちゃ…う…窓が…」
「優花は心配症だな。こんな高層なんだから、どこから聞こえているかなんてわからないよ」
「…でも」
「我慢してる優花の顔、可愛いくて堪らないよ。もっと虐めたくなる」
優花の髪を優しく撫でて微笑んだ。
「ほら、お兄ちゃんに可愛い顔を見せて」
優花は頬を紅く染めて真聖と目を合わせると、指先が激しくなる。
「ん…んっ…あ…あん…だ…め…んっ…いっちゃ…う」
無意識に優花は腰を上下させる。
いたずらに真聖はピストンを緩める。
「まだ指だけなのに困ったお姫様だな」
唇が重なると真聖の舌が侵食していき優花は甘い吐息を漏らす。
絡まる舌とゆっくりと掻き回す指先から溢れる水音が静かな部屋に響く。
真聖の肩を押して唇が離れると
「…ここじゃ…いや」
「少しくらい我慢できるだろ?後でベッドに連れていってやるから」
優花は不安そうに顔を歪めている。

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