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君と別れるための5つの条件

第2章 別れるのは1カ月後、それまでは今まで通りにする

「気持ち悪くないの?」

恐る恐る聞いてみる

「なんで気持ち悪いの? てか、桃李が俺のこと以外で悩んでる方が嫌なんだけど。だから、すごく嬉しい。俺のこと考えてくれて。……桃李、こっち向いて」

首だけ翔太の方を向くと優しく唇を重ねられた

それはどんどん深くなっていく

「ふ、ん……ぁ……しょう、た、ん……」

甘い甘いキスで下腹部あたりに熱が集まり始めた

そこを突然翔太の手がをスルスルと撫でてくる

「ちょ、ちょっと待って。……その、するの?」

「言ったでしょ?別れるのは一ヶ月後、それまでは今まで通りスる。って。……いや?」

するってそっちのスるだったの?

「……べつに、いや、じゃない、かも……」

「じゃ、ベットいこっか」

火が出るんじゃないかと思うくらい顔が熱くなる

そんな俺を見て翔太は嬉しそうに微笑む

久しぶりの感覚にいつも以上に胸がドキドキする

と、同時に胸が締め付けられるような感じもする

俺と翔太が別れる日が少しずつ、少しずつ近づいていることに……

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