君と別れるための5つの条件
第4章 過去
夕飯も食べ終わり、翔太も帰ってしまった静かな店の厨房で桃李と楽は後片付けをしている
楽はデザートまで作っていて、珍しいことがあるもんだ、と思っていたら片付けまで手伝うと申し出てきたのだ
「今日はご飯ありがとう、悔しいけど俺が作るより美味しかった」
料理人として料理の味で負けるのは本当に悔しいから語尾がどんどん小さくなってしまった
「そーだろ?俺だってやればできるんだよ、撫でて?」
そう言って楽は頭を少し下げる
そんな楽に桃李は手についていた水をかける
「冷て! 何すんだよ〜」
「急に甘えんな!気持ち悪い」
そう言いながらも頭を撫でてやる俺も十分気持ち悪いか
やっぱり楽の事はまだどっかで……
「ところでさ、桃李って小野田さんのこと好きなの?」
楽の目から出ているワクワクオーラが桃李に突き刺さって目がそらせなくなる
「は? 何言ってるの? そんなわけないじゃん」
楽はデザートまで作っていて、珍しいことがあるもんだ、と思っていたら片付けまで手伝うと申し出てきたのだ
「今日はご飯ありがとう、悔しいけど俺が作るより美味しかった」
料理人として料理の味で負けるのは本当に悔しいから語尾がどんどん小さくなってしまった
「そーだろ?俺だってやればできるんだよ、撫でて?」
そう言って楽は頭を少し下げる
そんな楽に桃李は手についていた水をかける
「冷て! 何すんだよ〜」
「急に甘えんな!気持ち悪い」
そう言いながらも頭を撫でてやる俺も十分気持ち悪いか
やっぱり楽の事はまだどっかで……
「ところでさ、桃李って小野田さんのこと好きなの?」
楽の目から出ているワクワクオーラが桃李に突き刺さって目がそらせなくなる
「は? 何言ってるの? そんなわけないじゃん」