君と別れるための5つの条件
第1章 君と別れるための5つの条件
「ん?どうせまた、お見合いの話だから……いや、俺も少しずつ相手探しとくか」
そう言って翔太は携帯を耳に当てながら廊下へと出て行った
それを見て桃李は一人ため息をつく
『俺も少しずつ相手探しとくか』
この言葉に、別れると決めたはずなのに胸がズキズキと痛む
翔太は日本で一番有名な製薬会社、小野田製薬の跡継ぎ息子である
だから見合いの話なんて今までいくらでもあった
そもそも、翔太はホモではないのだ
3年前、もともとホモであった桃李が告白して、恋人という関係に落ち着いた
翔太は桃李と違って女の人を好きになることができる
そして、いつ翔太に好きな女性ができるかわからない
そんな不安が降り積もって桃李はあんなことをしてしまった……
翔太ではない男の人を好きになってしまっただなんて……
本当にこれから1カ月間、翔太にどう接したらいいのかわからない
桃李はもう一度深いため息をついた
そう言って翔太は携帯を耳に当てながら廊下へと出て行った
それを見て桃李は一人ため息をつく
『俺も少しずつ相手探しとくか』
この言葉に、別れると決めたはずなのに胸がズキズキと痛む
翔太は日本で一番有名な製薬会社、小野田製薬の跡継ぎ息子である
だから見合いの話なんて今までいくらでもあった
そもそも、翔太はホモではないのだ
3年前、もともとホモであった桃李が告白して、恋人という関係に落ち着いた
翔太は桃李と違って女の人を好きになることができる
そして、いつ翔太に好きな女性ができるかわからない
そんな不安が降り積もって桃李はあんなことをしてしまった……
翔太ではない男の人を好きになってしまっただなんて……
本当にこれから1カ月間、翔太にどう接したらいいのかわからない
桃李はもう一度深いため息をついた