君と別れるための5つの条件
第4章 過去
桃李は与えられる快感に着実に絶頂へと誘われていく
「……は、も、イく……んっ……ああ‼︎……はぁ、んっ」
自身が翔太の手の中で大きく震え、吐き出した白濁で自身のお腹の翔太の手を汚す
翔太の下で肩で息をする、達したばかりの男の色気は、それはもう凄まじいもので、翔太自身にどんどん熱が集まってくる
「村瀬さん。村瀬さんの中に俺の、入れていいですか?」
切羽詰まったような声が上から降ってくる
確かに翔太の目はいつもの翔太からは想像もできないほど欲望に満ちていて、野獣と化していた
しかし、どれだけ欲情した目を向けられても桃李は信じることができない
お尻に突っ込まれて、自身をおっ勃てて、アンアンと甘い声を漏らす男を見て幻滅してしまわないだろうか
怖い
でも、今の状態のままやめてしまうのは自分もとても辛い
翔太の肩を寄せ、グルンと翔太ごと体を回転させ、桃李が翔太を跨ぐような体制を作る