君と別れるための5つの条件
第4章 過去
「女の子の想像、しないで……俺で、俺で興奮してくださ……んんっ‼︎ ふ、あ……や、ぁ、ん……あ、んん、ん……はっ、はぁはぁ」
突然キスで口を塞がれる
それは桃李の不安を全て掻っ攫っていくような激しい、でも優しさのこもったキスだった
「はっ……もうしてるよ。……ねぇ、それ俺にやらせてよ」
桃李の後ろの穴に入ったままだった方の手を見つめる
「だ、ダメです‼︎」
「なんで?」
「だって……汚いです、こんなとこ……触ったら気持ち悪くなるかも、だし……」
そう言ってまた目に涙を溜め始める自分より年上の男を抱きしめる
「もう、可愛すぎです‼︎これからも自分でするつもりなんですか? 汚くなんか無いから、俺にやらせて?」
自分より年下の男にまっすぐ見つめられて、観念する
入れていた指を抜くと、翔太の首に手をまわす
「……じゃあ、お願いいたします……」