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君と別れるための5つの条件

第4章 過去








「本当にすいませんでした‼︎」


事情を終えた後の甘い空気をその声は消し去っていく
目の前には頭をさげるしょうたの姿



「大丈夫だよ。ちゃんと綺麗にすればお腹も壊さないし。」


快感に耐え切れなかった翔太が桃李の中にそのまま出してしまった
そんなことに対して桃李が怒るはずもないのに翔太は謝り続けている
確かに中に出されるとお腹の調子が悪くなるけれど、中を綺麗にすれば大丈夫だ



それに怒るどころか桃李にとっては逆に嬉しいことだ
ちゃんと俺で感じてくれたんだって
不安に思っていたことが嘘のように消えていく



「とりあえずお風呂借りてもいい?」



「はい。着替えは後で持って行っておきますからゆっくりしてきてください。」



ありがとうと返すと桃李は怠い体引きずるようにして寝室から出て行った
それを見つめる男はその後姿から溢れる色気に先ほどまでの行為を思い出し幸せに包まれていた

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