君と別れるための5つの条件
第4章 過去
楽とのことは本当は言うつもりでは無かったけれど、何故か隠しておいたらダメな気がして、スルスルと言葉が勝手に出てくる
それに楽とのことは今言わなくても、そのうち話さないといけない時が来ただろうから始めに話しておけて寧ろラッキーだとすら思う
それよりも、気になる言葉が質問の中に入っていたはずだ
「ねぇ、『本当に』ってどういうこと? なんで知ってるの?」
「ええっと、それは……」
なんだか言いにくそうにしている翔太を催促するように見つめると少し困った顔をしながらあ話してくれる
「成瀬さんに教えてもらったんです。成瀬さんは俺の気持ちにすぐに気づいて、桃李さんが料理作ってる間とかに色々教えてもらってたんですけど、その時にちょっとだけ……」
そこで話を一度切ると桃李の頬に触れて、少しムッとしながら言葉を続けた
「本当は成瀬さんとシたことは嘘でも否定してほしかったです。この唇にも首筋にも胸にも桃李さんの身体中どこにも誰も触れてほしくない。それが過去のことでも……。嫉妬で変になりそう」
それに楽とのことは今言わなくても、そのうち話さないといけない時が来ただろうから始めに話しておけて寧ろラッキーだとすら思う
それよりも、気になる言葉が質問の中に入っていたはずだ
「ねぇ、『本当に』ってどういうこと? なんで知ってるの?」
「ええっと、それは……」
なんだか言いにくそうにしている翔太を催促するように見つめると少し困った顔をしながらあ話してくれる
「成瀬さんに教えてもらったんです。成瀬さんは俺の気持ちにすぐに気づいて、桃李さんが料理作ってる間とかに色々教えてもらってたんですけど、その時にちょっとだけ……」
そこで話を一度切ると桃李の頬に触れて、少しムッとしながら言葉を続けた
「本当は成瀬さんとシたことは嘘でも否定してほしかったです。この唇にも首筋にも胸にも桃李さんの身体中どこにも誰も触れてほしくない。それが過去のことでも……。嫉妬で変になりそう」