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♂×♀時々♂×♂

第1章 自己紹介的プロローグ

あまり寝ていない筈なのに
朝何故かパッチリと目が覚めた。

教えてもいないのに
啓太は俺の家を知っていた。

けど別に気持ち悪いとか
ストーカーかよ…とか
思わなかった。


(可愛い奴め…)


そう思った。

家は共働きだから
朝早くから両親ともいない。

学校が休みの時は、
昼飯だけ作って置いてある。

朝は起きないだろう…
そう思われてるから。
実際そうなんだけど。

もしか朝起きた時の為に、
クロワッサンは常備してあるから
それをかじりながら
窓から外の景色を見てた。


(そだ…シャワー浴びよ。)


今から経験するであろう事の為に
俺は寝汗を流しに
バスルームへと向かった。

バスルームの鏡で全身を確認する。
部活もしていない俺の身体は
何だか痩せっぽっちに見えた。

まだ発展途上の俺のモノも
貧弱に見える。


(こんなので…やりまくってんのか。)


毛だって申し訳程度しか生えてない。
勿論テクニックなんて
ある筈もなく…。


(…こんなんでよく…抱かせてなんて言えたよな。)


自己嫌悪に陥りながら
熱いシャワーを頭から流した。

彼女には抱いた事のない感情。


(…恥ずかしいんだけど。)


こんな裸体を見せるのが
凄く嫌になっていた。

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