テキストサイズ

腐男子恋愛物語

第3章 ~明人のピンチ~

「それで、僕達に開けるの手伝ってほしいわけですね」

「了解っす」

僕と護君は、寮長と一緒に物置小屋のドアを開けようとする。

「何これ、ビクともしないじゃん」

「ドア取り外して、新しいドアを取り付けた方が良いっすよ」

「そうだねぇ~…。」

護君に言われ、寮長は考え込む。

「そうだ
取り外し分の費用を浮かせるために、犬飼君悪いけど空手でドア壊してくれないかい?」

「わかりました
明人先輩と寮長は、少し下がってて下さい」

護君の指示で、少し後ろに下がる僕と寮長。

「すぅー、はぁー…。」

深呼吸をして、護君は空手の構えを取る。

「せいあああああッ!!」

護君の蹴りで、ドアが破壊され横に真っ二つになった。

「生のドア破壊、初めて見たけど凄い…。」

「犬飼君、ありがとう」

護君がドアを壊したあと、寮長に戻って良いと言われた僕達は部屋に戻ろうとした。

「あ、そうそう
日暮君と犬飼君」

「どうしたんですか?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ