たのしいまいにち
第3章 初めて
会える日にちが近づいていくと、
ワクワクと、ドキドキの毎日だった。
ラインで毎日カウントダウンをした。
意外にも、セックスへの不安はなかった。
不安より、ワクワクが強かった。
わたしは、新幹線に乗るのではなく、
夜行バスで行くことにした。
家族には、適当に理由を作って
ひとり旅をしてくると言った。
不思議そうにしていたが、
意外とあっさり
いってらっしゃいと見送ってくれた。
夜、バスターミナルでバスを待った。
なかなかバスがこないため、何だか不安になって立ったり座ったりした。
時間より早く着いたから、なかなかこないのは当たり前だった。
バスは時間通りに来て、無事に出発した。
それから、
長い長い、
お尻の痛い痛い、
腰の痛い痛い、
首の痛い痛い、
旅は始まった。
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