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たのしいまいにち

第3章 初めて


しばらくすると、白いバスローブ姿の彼が現れた。

そして、マッサージチェアに座ると、しばらく気持ちよさそうに椅子にマッサージされていた。


そのあと、ご飯食べよ!と言ってカップラーメンを作った。私が。


彼はずっとマッサージチェアに座っていた。


最初はほったらかしかよ!と思っていたが、
普段よほど疲れてるのだろう。と考えると
そっとしておこう、と思うようになった。


さすがにカップラーメンがのびると思い、彼に声をかけた。



そして、2人でソファーでお昼ご飯を食べ、
しばらくテレビを見た。


番組を切り替えると、
アダルト番組?が流れた。


うっ…

1人で見るときとは違う感覚だった。

興奮するのではなく、
なんとなくおそろしかった。

でもそれは、これからの不安ではなかった。

見たくない、というオーラを出していると
地上波に戻してくれた。


すると


隣に座っていた彼が


こっちに倒れてくる。



えっ、えっ、ちょっと…?



相手の顔が、私の顔と30センチしか離れていない。

初めての感覚だった。



キスされる!


早くキスしたいと思っていたが、

ファーストキスだったため、


なかなかその顔の近さに慣れなくて



まってまってまだ…

を、30分くらい続けることになった。


しばらく経つと、もう彼は少し強引に近づき



一瞬だけ唇に触れた。


唇が濡れた。


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