腹黒ドS王子の愛する人Another
第3章 朔弥 × 元 の場合
「あーぁ、先輩に殴られたとこマジで痛えなぁ」
「悪かったって!!!」
わざとらしく隣から聞こえる痛い痛いという声に
思わず大きな声が出る。
絶対痛くねぇだろ!!!
「こんな可愛い後輩に手出すんですか???」
「だー!!うるさいっ!!」
ニヤニヤと楽しそうに俺を揶揄う寺石の姿は
いつもの意地悪な寺石そのものだ。
くっそー!ちょっとでも私服がかっこいいとかときめいた俺の気持ちを返せよ!
“デートみたいですね”
寺石の言葉が頭の中でぐるぐる回る。
そっか、そっか.....
こいつも、同じこと思ってたんだ。
「悪かったって!!!」
わざとらしく隣から聞こえる痛い痛いという声に
思わず大きな声が出る。
絶対痛くねぇだろ!!!
「こんな可愛い後輩に手出すんですか???」
「だー!!うるさいっ!!」
ニヤニヤと楽しそうに俺を揶揄う寺石の姿は
いつもの意地悪な寺石そのものだ。
くっそー!ちょっとでも私服がかっこいいとかときめいた俺の気持ちを返せよ!
“デートみたいですね”
寺石の言葉が頭の中でぐるぐる回る。
そっか、そっか.....
こいつも、同じこと思ってたんだ。
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