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声の魔法2

第5章 初めて・・

あれから1ヶ月、私と聡君は何度か食事に行ったり、映画デートを楽しんでいる。


今日は聡君が自宅に来る。さっき連絡があって、6時過ぎには行くからって。
急いでお掃除しなきゃ。



6時過ぎてるけど、遅いなぁ。何度も窓から外を覗く。ソワソワしながら何度となく窓から顔を出す。
何かあったのかな?

ソワソワが止まらない。

そんなことを繰り返していると・・・


ピンポーン!
来た。私は急いで玄関を開けた。


彼はたくさんの荷物を玄関脇に置き、私の頭をポンポンしながら

「ちゃんと確認してから開けなきゃダメだろ。」と優しく叱ったのだった。


『だって遅いから・・・心配で・・・』

「ありがとう。」と優しくキスをした。

「でも危ないから気をつけてね。」

私は小さく頷いた。


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