君とのステキなタシナミ
第9章 Case5-chapter1-
しゅーと「お、まじ、じゃあ全部脱いで」
いずみ「…え?」
しゅーと「言うこと聞いてくれるんでしょ?まさか、こんなことだと思ってなかったなんてことはないよね。」
いずみ「ちょっと…さすがに…いきなりは…」
しゅーと「ふぅーん。じゃあいいや」
もっと何か言われるかな、なんて思ってたけど、あっさり引き下がられてすこし驚いた。
しゅーと「んー、じゃあ、冷蔵庫にあるもんなんでも使っていいからテキトーに昼飯作ってよ」
いずみ「なんでもいい?」
しゅーと「うん」
ぶっちゃけ料理をよくするほうじゃないからスマホ片手に台所に立った。
しゅーとはその間、多分寝室自室(入ったことないから分からないけれど)にいたんだと思う。
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いずみ「しゅぅとぉ?出来たけどー?」
しゅーと「いまいくー」
カップルみたいだなー、って一瞬思って思いとどまる。
私には一応拓海という彼氏がいるのに!!!
しゅーと「いっずみちゃーん♪ねえねえみてこれ」
いずみ「…。」
え?これってメイド服だよね…?
しゅーと「これに着替えてー♪」
いずみ「うーん…と、えーっと…、なんで持ってるの?」
しゅーと「文化祭で女子が着てたのもらった」
ニコニコして言うしゅーと。
しゅーと「着替えてよ。お昼食べてから」
いずみ「…やだ。」
しゅーと「は?お前さっき今日1日言うこと聞くっつったよな?」
何も言い返せないよ…。
しゅーと「…大丈夫。似合うよ。」
ズルい。このアメとムチの使い方。
そして、しゅーとは私の手にメイド服を持たせて、パスタを食べ始めた。
しゅーと「やば、うま。人の手作り料理久しぶりだからおいしい!ありがとう。」
あーもう。ほんっとにズルい。