キョウダイ
第20章 残酷な意地悪
悲鳴をあげて、悶えながらベッドの上で体が痙攣する。
魚のように体が勝手に跳ねて、拘束されているシーツが足に食い込む。
「……6回目、凄いね葵、まだまだイケるな?
もともと感度がいいけど、これなら、何度だってイケるな?」
ぬっぷ、ぬっぷ、ぬっぷ、
あたしのあそこを抜き差しする悠ちゃんの肉棒の音が、遠く聞こえた。
あたしの中で大きくなる、肉棒。
ドクンッ!
「……だすよ、葵の中に……!」
「いやあっ……お願い……っ、やめて……っ!」
ドクンッ、びゅく、びゅく、びゅく、
あたしのあそこの中に、悠ちゃんの欲望が熱く放たれた。
完全にあたしの中で放ってから、再び腰を突き上げて揺らされた。
「何度でも、だしてあげるよ、俺のを飲み込んで、沢山だせば、俺の子供ができるだろ?
これで本当の家族になれるよ、ずっと一緒だ」
ずちゃっ、ずちゃっ、ずちゃっ、
あたしのあそこから、流れる悠ちゃんの体液。
あたしの蜜と交ざりあい、卑猥な音をたてながら、シーツをぽたぽた汚していく。
「お願い……っ、もう、許して……っ、ああっ〜〜〜」
何度もローションをつけられて、その度にあそこが熱くなって、勝手に蜜が溢れた。
気が狂いそうな快感に支配されて、ベッドの上で体が跳ねてしまう。
「7回目、どんどん良くなるね、葵のここ、俺のと一体化しているみたいだ、何度でも、欲しくなる、俺は何の薬も使ってないのに、
恐ろしい子だね……」
恍惚としたような、悠ちゃんの表情にゾクリとする。
ああ、もう、ダメ……。
あたしの体が、あたしの体じゃないみたい。
気持ち良くって、理性のきれる音がした。
……………。