
キョウダイ
第13章 朝まで抱かれて。
途中でお腹すいて、柊ちゃんがバイト先でもらった弁当を一緒に食べて。
また、抱かれて。
本当に朝まで?
ベッドの上でいろんな話をした。
「エッチして、ごはん食べて、また、エッチして……。俺達動物みたいだね?」
「じゃあ、もう……」
やめたらいいのに……。
言いながら、二人して、ゆっくり腰を揺らしている。
「いやだ、やめてあげない、朝まで葵ちゃんの中にいるから」
「また、そんな事いって、んんっ……!」
急に腰を深く貫かれる。
「だって葵ちゃんの中、気持ちいいから、離れたくない」
また、ゆっくり腰を揺らす。
もどかしい……。
ゆっくりしたり、激しくしたり、あたしがいきそうになったら、ゆっくり腰を揺らして、いかせてくれない。
「柊ちゃん……っ、意地悪しないで……!お願い……!」
あたしが言うと、嬉しそうに笑って、激しく深く腰を揺らす。
「ああっ!やぁっ……!」
「葵ちゃん、目を閉じないで、俺に顔を見せて?」
気持ちいいから、目を閉じてしまうのに、そんな事を言われてしまう。
うっすらと目を開ける。
綺麗な柊ちゃんの瞳が見える。
また、深く貫かれる。
そんなふうに突かれ続けると、なにも考えられなくなる。
もう。
柊ちゃんしか……。
見えない。
柊ちゃんの宣言どおり。
朝まで抱かれた。
何回いったか分からない。
柊ちゃんも何回かいってたのに。
すぐに大きくなるし。
あたしの体。
快感でとろけそう。
もうどうなってしまうの?
