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Everlasting Love

第9章 甘い一時



撮影の後、トーク番組収録があった。
初めてのバラエティ番組で緊張したけど、何とかやり遂げた。


「本日の収録は以上です!お疲れ様でした!」


「「「お疲れ様でした!」」」


波野「お疲れ様。」


聖輝「お疲れ様でした!」


波野「今日はこれでお仕事はおしまいだね。ちょっと事務所に電話してくるから楽屋で待っててくれる?」


聖輝「はい、分かりました。」


僕は楽屋で波野さんが戻ってくるのを待つことにした。


「涼野くん!」


聖輝「はっはい!」


声がした方を振り返ると、先ほどの番組のディレクターの花岡さんがいた。


花岡「お疲れ様。今日すごくよかったよ!」


聖輝「お疲れ様でした!あっありがとうございます!すごく緊張しました…」


花岡「いやぁ…そこらへんのタレントよりも全然しゃべれてたよ!」


聖輝「ほっ本当ですか?」


花岡「うん!それに涼野くんは今ものすごく人気あるからね!」


聖輝「いっいやいや!そんなことないですよ!」


花岡「ううん。大きい声じゃ言えないけど…ジャニーズで一番輝いてると思うよ。」


聖輝「えっ?!そんな…大げさですよ!!僕なんて全然…」


花岡「あははっ涼野くんは本当に謙虚なんだね。」


聖輝「そっそうですか…?」


花岡「謙虚だし…礼儀正しいし…それに…可愛いしね。」


聖輝「えっ…?!」


花岡「可愛いよ…聖輝くん…」


聖輝「はっ花岡…さん…」

そっそんな近くで見つめられると…恥ずかしいな…

花岡「そうだ、涼野くん。この後予定入ってる?」


聖輝「えっ?」


花岡「もしよかったらこの後ご飯でもどうかなって思ったんだけど…」


聖輝「あっ…ごめんなさい。この後はちょっと予定があって…」


花岡「そっかぁ…じゃあさ、連絡先教えてよ。」


聖輝「連絡先ですか?はい、いいですよ。」


花岡「ありがとう。」

花岡さんなら、教えても大丈夫だよね…優しいし、カッコいいし…

花岡「じゃあ、また連絡するね。お疲れ様。」


聖輝「はい、お疲れ様でした!」


僕は急ぎ足で楽屋に戻った。

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