
Everlasting Love
第9章 甘い一時
ガチャッ
波野「涼野くん!どこ行ってたの?戻ったらいなかったから心配したよ…」
聖輝「あっ、ごめんなさい!ちょっとスタッフさんとお話してて…」
波野「スタッフ?誰と?」
聖輝「花岡さん!さっきの番組のディレクターさん。」
波野「あぁ、花岡さんね。」
聖輝「すみません…待たせてしまって…」
波野「ううん、じゃあ帰ろっか。」
聖輝「はい。…あっ!波野さん!あの…帰る前に家の近くのスーパーに行きたいんですけど…」
波野「スーパー?」
聖輝「はい。食材を買い溜めしようと思って…」
波野「そっか。涼野くんちゃんと自炊してるんだね。」
聖輝「まっまぁ…お母さんのお手伝いしてたので…」
波野「そっか。じゃあ行こっか。」
僕は、波野さんと一緒にスーパーに出かけ、たくさんの食材を買い溜めした。
聖輝「すみません…荷物持たせてしまって…」
波野「いいよ。それにしても随分買ったね。誰か家に来るの?」
聖輝「えっ?あっはい!あの…だっ大学の友人が来るんです!」
波野「へぇ、そっか。」
聖輝「はい…」
相葉ちゃんが来るなんて…言えないよ…
聖輝「…よいしょっと。」
僕は鍵を回してドアを開けた。
聖輝「はっはぁ…重たかった…」
波野「よいしょっと。冷蔵庫入れようか?」
聖輝「あっ…ありがとうございます…」
波野「へぇ…涼野くんの家初めて入ったけど…可愛いお部屋だね。」
聖輝「そっそうですか?ぬいぐるみのせいかな…」
波野「ふふ。まぁ涼野くんがこういう部屋に住んでるって何となく想像してたけどね。」
聖輝「ふぇっ?!本当ですか?!」
波野「ふぇっ?!って!あははっ!涼野くんって本当に反応が可愛いね。」
聖輝「わっ笑わないでくださいよ…恥ずかしい…」
波野「ごめんごめん。可愛くてつい。」
聖輝「もぉ…波野さんまで…」
波野「さてと、友達が来るんだったね。じゃあ明日12時に迎えに来るからね。」
聖輝「はい。手伝ってくれてありがとうございました!」
波野「どういたしまして。じゃあまた明日。」
聖輝「はい。お疲れ様でした!」
波野さんは僕の家を出た。
聖輝「よし!作るぞ!」
相葉ちゃんの為にも…美味しく作らないと…!
