テキストサイズ

Everlasting Love

第10章 恐怖



次の日。
今日はオフの日だったけど…外に出る用事もなかったから一日中家にいた。


聖輝「はぁ…暇だなぁ…」


家にいるとやることがなかった。


聖輝「…あっ。」

昨日の話…2人に連絡しておこう。

聖輝『昨日光樹くんと電話のことで話してたんだけど…もしかしたら…僕の元カノの仕業かもしれないって光樹くんが言ってたの。あのね…お願いがあって…あの子の連絡先を探してほしいの…お願い…』


聖輝「……。」

本当は関わりたくないけど…仕方がない…

僕は2人にLINEを送信した。


聖輝「……。」


僕はあのことを思い出さないように、そばにあったiPodを手に取って大音量で音楽を聴いた。




〜♪♪


聖輝「優誠だ。」


優誠『LINE見たわ。確かにあいつやったらやるかもしれへんな。ただ、俺あの時ごっつい腹立っとったからあいつと連んでた奴らの顔と名前記憶から消し去ってんねんよなぁ…望みの綱は桂くんやな…』


聖輝「優誠…」

あの時…優誠僕のそばにずっといてくれて…慰めてくれてたっけ…
僕のことがあってから一時期優誠も荒れてたから…女の子は優誠に近寄らなかったんだよね…

〜♪♪


桂一『なるほどな、それは思いつかんかった。さすが島っちゃんやな!あの子の連絡先は持ってへんなぁ…ただ、あの子と仲良かった男子の連絡先は知ってるから、聞いてみるわ。』


聖輝「桂くん…!」

桂くんは昔から誰とでもすぐに仲良くなれる人だったから…僕や優誠よりも友達が多いんだよね…

聖輝「……。」

もし…あの子の仕業だったら…どうしよう…あの子と面と向かって話なんかできないよ…

聖輝「…ハァ…」


僕は、あの子の仕業ではないと願いながら桂くんからの連絡を待った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ