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〜二宮side〜


二宮「……。」


涼野に潤くんの話をしたら、期待通り潤くんのことを諦めてくれた。


それどころか、涼野と潤くんの間でいざこざがあったらしく、2人の関係は最悪。


どうやら涼野が潤くんからの連絡を一切無視しているらしい。


潤くんはすごく落ち込んでいた。


涼野に対する気持ちを分かってしまったからこそ、余計に落ち込んでいる。


潤くんのダメージは想像以上だったけど、これも俺の作戦通り。


潤くんには申し訳ないけど…このまま潰れてもらうよ…


そう…あいつの為にね…


「ニノ？」


二宮「何ですか？相葉さん。」


相葉「あの…松潤大丈夫？」


二宮「えぇ、しばらく1人になりたいって。」


相葉「そっか…」


二宮「気になる？潤くんのこと。」


相葉「そりゃ気になるよ！だって……」


相葉さんは言葉を詰まらせた。


理由は分かってる。


二宮「…ふふ、まったく…あなたには驚かされますね。」


相葉「えっ？」


二宮「涼野聖輝と関係を持つなんて…本当命知らずですね。」


相葉「なっ何でそれ…？！」


二宮「気づかないとでも思いました？あなた昔から嘘つくの下手ですからね。」


相葉「そっそれ…あいつには…？！」


二宮「大丈夫、バレてねぇよ。」


相葉「そっそっか…よかった…」


二宮「あいつを裏切るとお前は芸能界から消される…分かってる？」


相葉「うっうん…」


二宮「お前はドジだからなぁ…いつあいつの餌食になってもおかしくない。」


相葉「ゔっ…！！」


二宮「でも、あんたをこの世から消したくないので、俺が代わりに潤くんを潰した。」


相葉「あっありがとう…感謝してるよ…」


二宮「あいつに逆らったら…お前も…俺もおしまいだ…」


相葉「ねっねぇ、これからどうするの？」


二宮「俺達の仕事はこれで終わり、あとはあいつが涼野に近づいて…喰う。」


相葉「！？」


二宮「自分を守る為にも…生贄が必要なんだよ…」


そう…俺達を守る為に……