
Everlasting Love
第53章 それぞれの気持ち
〜相葉side〜
俺とニノはあいつに弱みを握られている。
昔2人でやんちゃして揉め事を起こした時…あいつが全てもみ消してくれた。
まさかあいつに強大な権力があったなんて…知らなかった。
それから俺達はあいつの為に働くしもべとなった。
元々無茶なことをいう人じゃないし…普段は優しくて一緒にいたら楽しい人だから…余計に怖かった。
家にあるぬいぐるみをハサミでぐちゃぐちゃに切り刻みながら狂ったように笑うあいつの姿は…幽霊よりも恐ろしい…
今まであいつの為にニノと2人でいろんなことをしてきたけど…
とうとうあいつのターゲットが涼野くんに向けられた。
涼野くんが松潤に恋してると分かった時…どうにかしてその関係を潰す必要があった。
だから俺は松潤のスマホから涼野くんの連絡先を削除したけど…結局無意味だった。
あいつに何かされると思ったけど…ニノがフォローしてくれたおかげで命拾いした。
もし俺と涼野くんが関係持ってたって知ったら…あいつは俺に何するんだろう…
相葉「……。」
二宮「大丈夫ですよ、我々の仕事はここまでですから。」
相葉「うん…」
二宮「さぁ、楽屋に戻りましょう。」
本当はやってはいけないことだけど…
これも自分を守る為だ…
ごめんね…涼野くん……
