
Everlasting Love
第53章 それぞれの気持ち
家に帰り、僕はキヨさんから貰ったお守りをカバンから外した。
聖輝「これを握りしめながら松本さんのことを……」
僕はそっと握りしめた。
聖輝「(松本さんと仲直りできますように……)」
〜♪♪♪
聖輝「?!」
念じた途端に電話が来た。
聖輝「あのお守りすごい…」
〜♪♪♪
〜♪♪♪
聖輝「…素直にならないと……」
僕はスマホを手に取り、電話に出た。
ピッ
聖輝「…はい、もしもし…」
『……。』
聖輝「…あっあの…もしもし?」
『もしもし。』
聖輝「えっ…?」
この声……
聖輝「おっ…大野…さん?」
大野『今ちょっといい?』
聖輝「はっはい…」
松本さんじゃないんだ……
大野『今家にいるの?』
聖輝「はっはい…家です…」
大野『今から1時間後に上野駅まで来てほしい。』
聖輝「えっ?」
大野『待ってるから。』
プチッ
聖輝「えっちょっ…切れちゃった…」
1時間後に上野駅って…急にどうしたんだろう…
聖輝「大野さん、いつもの雰囲気と全然違ってたし…」
僕は不信に思いながら、約束の時間になるのを待った。
