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ガチャッ


聖輝「…どうぞ……」


松本「お邪魔します…」


聖輝「……。」


松本「……。」


沈黙が続く。


お互い何からしゃべったらいいのか分からない。


聖輝「…あっあの…その……」


松本「ごめんね、涼野くん。」


聖輝「えっ？」


松本「大野さん使って…無理やり俺と会うように仕掛けて…ごめん…」


聖輝「いっいえ…」


松本「どうしても…きみに会って…謝りたかった……」


松本「この間は…本当にごめん…俺…涼野くんのこと…すごい傷つけたよね…」


松本「涼野くんの気持ちも考えないで…好き勝手言って…ごめんなさい。」


聖輝「……。」

僕もちゃんと言わなくちゃ…

聖輝「…僕の方こそ……松本さんと向き合わずに…ずっと避けていて…すみませんでした…」


聖輝「頭の中では…松本さんと仲直りしなきゃって思っているんですけど…松本さんを前にすると…どうしても素直になれなくて…」


聖輝「本当にごめんなさい…」


松本「ううん…悪いのは俺だから…涼野くんは間違ってないよ。」


聖輝「でも…！」


松本「こうして、俺と向き合ってくれただけでも…嬉しいから…」


聖輝「松本さん……」

こんな僕に…優しい言葉を投げかけてくれるなんて……