
Everlasting Love
第13章 嵐の夜
櫻井「涼野くんって大学生だっけ?」
聖輝「はい。」
櫻井「専攻は?」
聖輝「えっと法学部です。」
櫻井「えっそうなの?法律に興味あるの?」
聖輝「はい。将来は弁護士になりたいと思っています。」
櫻井「弁護士?!うわぁ…勉強大変だよ…?」
聖輝「はい…でも、頑張ります!」
櫻井「そっかぁ…弁護士かぁ…すげぇなぁ…」
話している内に、翔くんの家のドアの前まで来た。
櫻井「ごめんね…部屋すっげぇ汚いんだよね…」
聖輝「そっそんな!全然気にしないので大丈夫ですよ。」
ガチャン、ガチャッ
櫻井「どうぞ。」
聖輝「お邪魔します……?」
あれっ…玄関に…ヒールがある…
「おかえり〜」
聖輝「えっ…?」
櫻井「あっ亜希?!」
チュッ
聖輝「??!」
櫻井「なっ?!おっおい!何するんだよ?!」
亜希「だってぇ〜会いたかったんだもん♡」
櫻井「いやっだからって…いつ来たの?」
亜希「ついさっき。だって翔いつでも来ていいって言ってたじゃん。」
櫻井「いや、言ったけど…」
聖輝「……。」
亜希「あれ?その子…もしかして涼野聖輝くん?」
櫻井「あぁ、うん。今日ウチに泊まるから連れて来たんだけど…」
亜希「えっ?そうなの?でも私も泊まるし…」
櫻井「まっまぁ…布団は足りるから問題はな」
聖輝「ぼっ僕!…やっぱり帰ります…」
櫻井「えっ?泊まっていかないの?」
聖輝「はっはい…家に帰ります…」
櫻井「いやっ、夜遅いし…あっせめて家までおく」
聖輝「大丈夫です!今日は本当にありがとうございました!失礼します…」
櫻井「ちょっ涼野くん?!」
僕はその場から逃げるように走った。
櫻井「ハァ…やっちゃった…」
亜希「どうしたの?」
櫻井「いや…何でもない…」
