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Everlasting Love

第3章 道のり




聖輝「……。」


父親「……。」


母親「おっお父さん…」


父親「……一度だけだ…」


聖輝「えっ…?」


父親「一度だけ…応募するのを認める。」


母親「お父さん…」


父親「ただし!応募して1週間、音沙汰無しだったら…諦めてくれ。」


聖輝「お父さん…」


母親「…お父さんがそういうなら…聖輝、お母さんも一度だけ…ジャニーズに応募するの認めます。」


聖輝「お母さん……ありがとう…!」


父親「ハァ…さては桂一くんに変なこと吹き込まれただろ?」


聖輝「へっ?!」


母親「ふふっ聖輝が自分でこんなこと思いつく訳ないですもんね。」


聖輝「そっそれは…」


父親「言っとくけどな!俺達はまだ芸能界は反対だからな!」


母親「そうね、話はオーディションに受かってからね。」


聖輝「…うん!僕…頑張る!」

一度だけ…それでいい…
チャンスをくれて…ありがとう…

聖輝「あっ!履歴書買ってこないと!」


父親「待て待て!そんなすぐに送らなくてもいいだろ!」


母親「そうね、応募するのは卒業式が終わってからね。」


聖輝「はっはい!」


僕はしばらく興奮状態が収まらなかった。

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