テキストサイズ

Everlasting Love

第15章 急接近



〜♪〜♪


「ただいま、電車が到着しますので、黄色い線の内側まで下がってください!!」


聖輝「こっこれに乗れば…何とか…!」


僕は前の人に続いて電車に乗った。


聖輝「うっ…いたっ…!!」

足を思いっきり踏まれた…

「うぅ…!!」


「くそっ…!!」


聖輝「……。」

早く着かないかなぁ…

聖輝「……。」


「ねぇねぇ、この子涼野聖輝じゃない?」


「うそ〜!こんな満員電車に乗ってる訳ないでしょ?」


「でもさ、あの!涼野聖輝くんですよね?」


聖輝「えっ…!!えっと……はい…」

どうしよう…女子高生2人に気づかれちゃった…

「うそっ?!マジで?!」


「こんな満員電車に乗ってどこ行くんですか?」


聖輝「ちょっ…ちょっと…上野の方まで…」


「へぇ〜車で移動しないんだぁ〜」


「ねぇ、芸能人って高級車運転させて移動してるかと思ってた〜」


聖輝「そっそれは…大袈裟なんじゃ…」


『次は〜…』


聖輝「あっ…」

次の駅に降りて乗り換えなきゃ…

聖輝「すっすみません…僕…ここで降りますので…」


「あっ、ウチらも一緒です!」


「降りた時握手だけいいですか〜?」


聖輝「はっはい…握手なら…」


プシューッ


聖輝「うわっ?!」

おっ降りる人の数がすごい…

「きゃあ?!」


聖輝「あっ!だっ大丈夫ですか?!」


「あっありがとうございます…」


「きゃあ〜意外とカッコいい〜♡」


聖輝「カッコいい…」

初めて言われた…カッコいいなんて…

「あっ握手お願いします!」


聖輝「はっはい!」


「あっ、私も!」


聖輝「はい!」


「ありがとうございます!」


「やばっ超可愛い〜♡」


聖輝「きっ気をつけて帰ってくださいね!」


「「はぁ〜い♡」」


聖輝「…やばい!!」


僕は急いで乗り換える電車の方まで走って行った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ