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Everlasting Love

第3章 道のり



聖輝「普通じゃ…ダメなの?」


桂一「写真って、その人の第一印象になるねん。これやったらインパクト無さすぎるし、書類審査すら受からへんわ。」


光樹「そっそうか…?可愛く撮ったつもりなんやけど…」


桂一「可愛く撮れてるけどなぁ…ピースサインと真顔ってライバル達と同じ写真やん?顔写真といっても、他とは違う写真撮らな意味ないわ。」


聖輝「他とは違う写真って…?」


桂一「そうやなぁ……あっ。カメラ貸してくれる?」


光樹「あっあぁ…」


桂一「すず!このぬいぐるみ持って!」


聖輝「へっ?ぬいぐるみ?何で?」


桂一「ええから!持ったらベットの上に寝転がって!」


聖輝「はっはい…」


桂一「あっパジャマの方がええわ。パジャマに着替えてきて。」


聖輝「えぇっ?!パジャマに着替えるの?」


桂一「その方が可愛いからな!」


光樹「なるほど…」


聖輝「わっ分かったよ…」


僕は、桂くんに言われたとおりパジャマに着替えた。


桂一「じゃあぬいぐるみ抱いてベットに寝転んで。」


聖輝「こっこう…?」


桂一「はい、カメラに向かっておねだりの顔!」


聖輝「えぇっ?!」


光樹「あっおねだりか!いっつも学校でやってるやん!できるできる!」


聖輝「いやいや!したことないよそんな顔!!」


桂一「はい、3、2…」


聖輝「わわわっ!はっはい。」


桂一「1…」


パシャッ


桂一「おぉ〜めっちゃ可愛い。」


光樹「どれどれ…うわっ、何これ…惚れてまうやろっ!」


桂一「ははっ!本間それな!」


聖輝「どんな写真が撮れ…」


桂一「じゃあ次!」


聖輝「えっちょっ僕にも見せて…」


光樹「あとは全身と上半身裸の写真2枚。」


桂一「了解。すず!ちゃっちゃと撮るぞ!」


聖輝「はっはい…」


それから僕は桂くんの指示に従ってひたすら写真を撮られた。

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