Everlasting Love
第3章 道のり
桂一「そうや、はいこれ。」
聖輝「あっ、昨日の写真だね。」
優誠「昨日の写真?」
光樹「昨日ジャニーズ事務所に送る履歴書の写真を撮ってたんよ。」
優誠「ハァ…まだ諦めてなかったんか…」
桂一「おいおい、別に送るくらいはええやろ!」
優誠「ふんだ!落っこちてしまえ!」
光樹「なっ?!」
聖輝「もぉ…優誠って本当に芸能人嫌いなんだね…」
優誠「当たり前や!あんな心が汚い奴らめ!」
光樹「えっ?どういうこと?」
桂一「優誠な、嘘が大嫌いやねん。だから、テレビの時と素の時の顔の差が激しい芸能人が嫌いやねん。」
光樹「そうなんや…」
優誠「大体な…18歳がオーディションに受かるわけがないねん!」
聖輝「そっそれは…」
桂一「優誠!せっかくすずが応募しようと考えてるのにそんなマイナスなこと言うなや!」
優誠「だってさ…芸能界…」
光樹「せやな。聖輝が決心したことをいちゃもんつけるんはあかんわ。」
優誠「うっ…」
聖輝「優誠…僕だってね…上手くいくとは思ってないよ。でもね…何もせずに行動するってことも大切だと思うんだ。」
桂一「そうやな。」
聖輝「それに…お父さん達からくれたたった一度だけのチャンスだから…無駄にはしたくないんだ…」
優誠「…わっ悪かった…ごめん…」
聖輝「ううん、それって僕のこと心配して言ってくれてるんだよね?ありがとう。」
優誠「すず…」
桂一「さてと、卒業式のお祝いとして、どっかで遊ぼうぜ!」
光樹「おぅ!」
優誠「よっしゃあ!改めて俺達の卒業式のお祝いするぞっ!!」
聖輝「うん!」
こうして、僕の高校生活は幕を閉じた。