Everlasting Love
第3章 道のり
父親「聖輝!卒業おめでとう!」
母親「おめでとう、聖輝!」
聖輝「ありがとう、お父さん!お母さん!」
父親「いやぁ…あっという間だったな。」
母親「そうね、月日が経つのって早いわね。」
聖輝「そうだね、僕この春から大学生になるもん!」
母親「大学生になったら…大人にもなっていくのね…」
父親「そうか…聖輝もあと2年で大人になるのか…」
母親「私達から見たらまだまだ子どもだけどね。」
聖輝「もっもぉ!子ども扱いしないでよ!」
父親「いいじゃないか!お前は可愛い可愛い一人息子なんだから!」
聖輝「おっお父さん…」
母親「ふふっ。」
聖輝「あっ、お父さん…お母さん。」
父親「何だ?」
聖輝「あっあの…ジャニーズのことなんだけど…」
父親「あっあぁ…履歴書…書けたのか?」
聖輝「うっうん…」
母親「そう…じゃあ…明日郵便局で出してくるわね。」
聖輝「あっあの!…ありがとう…僕のわがまま聞いてくれて…」
父親「…1週間だからな…聖輝…」
聖輝「…はい。」
父親「…よし、改めてお祝いしよう!母さん、ビール!」
母親「はいはい。」
聖輝「……。」
明日送ったとして届くのは明後日…明後日から1週間…何の連絡もなければ…僕は…
父親「そうだ、聖輝!これ、お父さんから卒業祝いだ!」
聖輝「えっ?何かなぁ…」
僕はお父さんから受け取った包装された大きな箱を開けた。
聖輝「こっこれ…」
父親「ノートパソコン。大学生になったら必要になるだろ?」
聖輝「これ…最新のやつだよね…?いいの…?」
父親「もちろんだ。」
聖輝「ありがとう…!!お父さん大好きっ!!」
父親「おっおい!急に抱きつくなっ!」
母親「あらあら、そう言ってる割には顔がニヤけてるわよ?」
父親「いっ言わなくていい!!」
聖輝「えへへっ」
お父さん…お母さん…ありがとう!
僕…親孝行たくさんするからね!