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Everlasting Love

第19章 迷い



村上『おぉ、俺や。急にすまんな。』


聖輝「いっいえ、どうかしたんですか?」


村上『いや…お前マルの連絡先知ってる?』


聖輝「えっ?あっはい…昨日渋谷さんから教えてもらって…」


村上『ん?すばると会っとったん?』


聖輝「はい、昨日安田さんの家に行って、その時に渋谷さんと会いました。」


村上『そうか、それならマルと連絡取れるか?』


聖輝「えっ?丸山さんとですか?」


村上『せや、昨日の夜から全然連絡取れんくてな…電話もLINEも返事ないんや。』


聖輝「えっ?!ほっ本当ですか?!」


村上『あぁ…他のメンバーに聞いたらみんな連絡付かへんって…』


聖輝「そっそんな…もしかして…」


村上『なっ何や?何か心当たりあるんか?!』


聖輝「いっいえ…その…丸山さんの記事と関係してるのかなって…」


村上『あぁ…見てしもたか…』


聖輝「はっはい…昨日本屋さんに寄った時に…週刊誌見て…」


村上『あいつ…彼女のことごっつい好きやったからな…振られた時相当ショック受けたみたいでな…』


聖輝「そうなんですか…」


村上『今日も元々雑誌の取材の仕事あってんけどな…あいつ来んかってん。』


聖輝「えっ?!無断欠勤ですか…?」


村上『せやねん。今までこんなこと一度もなかったのに…』


聖輝「もっもしかして…」


村上『なっ何や?!』


聖輝「じっ…自殺…でも…考えてるんじゃ…」


村上『あっあほ!!そんな訳あるかいな?!』


聖輝「でっでも!昨日の夜から連絡付かなくて…仕事場にも来ないって…おかしくないですか…?」


村上『そんな…あいつに限ってそんなことある訳…』


聖輝「…探しませんか?丸山さん。」


村上『えっ?』


聖輝「もしかしたら何らかの事件に巻き込まれた可能性もあると思うんです!だったら…僕達で探しに行きませんか?」


村上『…せやな。あいつは俺らの仲間や!仲間の為やったら…!!』


聖輝「探しましょう!!」


村上『よっしゃ!他のメンバーにも連絡入れとくわ!』


聖輝「はい!お願いします!」


ピッ


聖輝「丸山さん…!!」

何もありませんように…!!

僕は家を飛び出して、マルを探しに出かけた。

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