
Everlasting Love
第20章 はじめて
〜♪♪♪
光樹「あっちょっとごめん。」
聖輝「うん。」
光樹「もしもし?お疲れ様です。」
聖輝「…あっ…」
波野さんに連絡入れておかないと…
聖輝「…でも…どう説明すればいいんだろう…」
昨日家の前に隆平くんがいて、そのままエッチしちゃいました。
…なんて口が裂けても言えない!!
聖輝「どっどうしよう……あれ?」
村上くんから着信入ってる…
聖輝「隆平くんのことかな…」
ここは驚くフリをしないとね…
僕は村上くんに電話をかけ直した。
〜♪♪♪
村上『もしもし?涼野か?!』
聖輝「はっはい、どっどうしたんですか?」
村上『実はな…マルが見つかったんや!!』
聖輝「えっえぇっ?!ほっ本当ですか?!」
自然に…自然に…
村上『あぁ!さっきヤスん家に来たみたいでな…ヤスが事情聞いてくれてるわ!』
聖輝「そっそうなんですか!よっよかったぁ…見つかって…」
村上『本間に…よかったわ…』
聖輝「あっあの!えっと…りゅっ…丸山さんのこと分かったら連絡くれませんか?」
村上『おっおう!分かった!』
聖輝「じゃっじゃあ…よろしくお願いします。」
ピッ
聖輝「はぁぁ…何とか自然に話せたかな?」
そうだ、波野さんに連絡入れておこっと。
僕は波野さんに隆平くんが見つかったことを報告した。
光樹「…聖輝?」
聖輝「はい…はい 、分かりました!失礼します。」
光樹「仕事先の人?」
聖輝「あっうん、波野さん。」
光樹「あぁ、そっか。」
聖輝「ちょっとお仕事のことで電話してたの。」
光樹「そっかぁ…大変やな。」
聖輝「うん。でも、今のお仕事大好きだから!」
光樹「そっか、そりゃええことやな。」
聖輝「うん!」
光樹「さてと、次の講義室へ行こか。」
聖輝「うん!」
僕達はこの後、2コマ授業を受けた。
光樹「ふわぁぁ…さすがにオール後の4限はきついわ…」
聖輝「もぉ…家帰ったらすぐに寝るんだよ?」
光樹「はいはい…」
聖輝「じゃあまた明日ね。」
光樹「おう、じゃあな。」
僕は光樹くんと別れ、家に帰った。
